起業家の怒りのツイートを発端にクレジットカード会社に対して非難の嵐が起きているが、
差別の証拠は出ていない。現在の状況から、裏側を考察してみる。
クレジットカードと女性の歴史
過去、クレジットカードの取得・仕様を含めて、女性がお金を借りるのはもちろん昔は難しかった。
アメリカでは殆どの銀行やカード会社は、男性の連帯保証人がいない女性を門前払いしていた。
そんな差別は1974年の信用機会均等法で解消されたはずだが、
今でも女性の方が分が悪い。男性よりも高い金利を課せられる。
女性起業家のし緊張卓学はベンチャーキャピタルの投資総額の3%に満たない。
女性経営者のほうが平均的に稼いでいるはずなのに、融資額は半分に満たない。
これが現実。だからカード会社による女性差別なんて話を聞くとみんな過剰なまでに反応する。
問題は業界全体にある
クレジットカード比較サイト「コンペアカーズ・ドットコム」のマット・シュルツは
「貸し手側は審査アルゴリズムを秘密にしている。そこに透明性がないから、消費者にとって納得できない審査が出るたびに、カード会社が疑われる」と指摘。
何故か妻の利用限度額は自分の10分の1だと言うスティーブ・ウォズニャックも反応。
問題の本質はむしろ別
ハンソンが夫婦の利用限度額に20倍も差があることを怒り込めてツイートした直後、
ジェイミーのカード利用限度額は上方修正されて夫と同額になった。
ジェイミーはコメントを出して、限度額が速やかに変更されたのは、
自分たちの裕福な財務状況に関係があるかもしれないと認めている。
「これは性差別だとか、クレジットカードの審査アルゴリズムの不透明性とかの問題ではない
むしろ問題はお金持ちの言い分はたいてい通るという現実だ」
最後に、
「金持ちで肌の白い一人の女性にもたらされた正義は必ずしも全ての人にと手の正義ではない」
とコメント